2014年6月16日月曜日

イラスト:Bento カーディフ中央図書館主催、ジャパンデーのディスプレイに「お弁当箱」

イベントお知らせにしては、もう終わってしまったものですが、去る5月末に、カーディフ中央図書館(詳しくは、Facebook PageのPhotoをご覧ください。Aboutのすぐ右横です。ちなみにカーディフは、英国ウェールズ州の州都です!)主催の、Japan Dayがありました。それに先立ち、日本の文化を知ってもらうということと、Japan Dayの宣伝のために、館内キャビネットのディスプレイを担当しました。

昨年に引き続き、日本の生活文化をかいま見ることができる展示物を、いろんな方々が快く貸してくださいました。感謝。

下の写真は、展示キャビネットのほんの一部です。キャビネットは10個ありましたので。日本に住む日本の方々にとってありふれたものでも、こちら、英国に住む人々にとっては、珍しく興味深いものなのです。兜セットや、おひなさまなどの人形、食器や季節の飾りものなど、その他にも、Japan Dayでのワークショップにちなんだ、漫画やアニメーション、書道、折り紙といった展示物も昨年とはちょっと違った趣向でした。





ディスプレイを担当2回目、今回は、何人かの友人らに貴重な時間を割いてディスプレイのために制作してもらいました。筆文字、ペン字、折り紙! どれもこれも秀逸作品です。それに刺激され、私も一つ制作しようという試み(苦笑)。



色鉛筆と水彩絵具で描いたお弁当の中身。別になんともありきたりではありますが、私にとっては、懐かしい味のオンパレード。それを切り取り、貸していただいた弁当箱や、おひつに入れてみます。



蝋細工サンプルでもあれば、もっとリアルではありますが、ご愛嬌ということで。Japan Dayの翌週、ディスプレイを取り外しましたが、このイラストは、こちらに在住の友人たちにもらわれていきました(笑)。

いつもは、植物の絵ばかりですが、たまには食べ物の絵もよろしいですね♫



ニワトコの花で作るシロップ

 日本に住んでいた頃、ニワトコの花というのを、なにやら欧米の作家の本などで出てくるくらいで、どんなものか、全く想像できませんでした。このニワトコの花で、シロップができるというのは、ドイツ時代、スイス国境近くに住んでいたので、スイス人の友人がふるまってくれて、初めて知ったのです。でも、スイスでも、ドイツでも、この英国でも、スーパーへ行けば、年柄年中、買えるので、つい数年前まで作ったことなどありませんでした。

(セイヨウ)ニワトコは、Elder(エルダー)という低木で、この辺りでは、その辺りの原っぱの端っこやら公園、庭、至る所で見かけます。白いクリーム色の花は、甘い香りがします。

末息子と一緒に、摘んできた花。

これを大きなボウルに入れ、レモンとオレンジの皮も入れ、熱湯を上からかけて、香りを移します。

一晩置き、それから漉したものがこれ。ここに、砂糖、レモン汁、清涼感を出すためにクエン酸も加え、少し沸騰させます。香りを飛ばさないように。

砂糖を溶かし、まだ熱々のシロップを、清潔なボトルに入れます。これで、この夏の爽やかな飲み物をしばらく楽しめます。