これは、今日ではなく、先週の日曜、春めいた日ざしの明るい日曜でした。近くの公園のインフォメーションセンターで見つけた、この辺りのウォーキングマップ。10種類もあるのですが、その中の一つ、「鮭の川登りウォーク」と名付けられたウォーキングコース。前々から、ウォーキング好きの友人がフェイスブックにアップしている写真にあったコースで、目をつけてました。大好きな森のはずれに位置する川沿いを歩くコースです。まだ、歩いたことがない場所でしたが、このウォーキングマップ、非常に明確な地図が示されている上に、写真でポイントごとのサインまで明示してあります。これなら、初めてでも迷わないだろうと、試しに歩いてみることにしました。
小さな村はずれに車をとめ、川の方へ向かうと、ウォーキングマップの中の写真に示されている通りのサインが。そこから、川のほとりの道へ。道と川の間は、笹やら蕗やら、葦やらが繁っているので、川へは近寄れません。
さらに川上へと歩いていくと、あちこちに倒木が横たわっています。ある木は、川の中(写真上の奥)に、ある木は森の中、ある木(写真上の手前)などは道をさえぎってます。川の中など、木にいろいろなものがひっかかり、鮭など泳いでいけないんでは、と心配がよぎります。秋は大丈夫だったんだろうかしら?
倒木は、そのまま朽ち果てていっています。かなり朽ち果てた木の幹には、びっしりと苔やらシダやらキノコが生えています。見事なくらい。ほとんど陽のささない丘と丘の間の川べりに、午後の太陽が射しこんで、苔を照らし、荘厳な雰囲気をかもしだしていました。谷間に太陽が射すということは、春も近づいてきている証拠。
ウォーキングコースは、川べりから離れて、丘の上へ出ます。その端の日陰に、野性のスイセンが小さなつぼみをつけて群生していました。
丘の上に出るとまぶしい陽の光。裸の木々も春の芽吹きの準備。
のんびり歩いていたら、いつの間にか、4時近く。コースは終わり、牧場の横を通ったら、牛たちがちょうど夕ご飯の干し草を食んでいました。そのうちの1頭が、大きな大きな黒目がちの瞳をこちらに向けていました。
このウォーキングコースで、出会ったのは、ほんの4、5人。とても静かな早春の道歩きでした。
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