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2016年6月4日土曜日

水無月*6月: ニワトコ Elder

水無月*6月

ニワトコ

Early Summer's Delight

 初夏の楽しみ

Sambucus
Order: Dipsacales
Family: Adoxaceae
Genus: Sambucus

マツムシソウ目 レンプクソウ科 ニワトコ属

生育場所:日当たり水はけの良い場所 地域:英国全域




全く、今年の春は平年より気温が低くて、いつまでも暖房を入れていました。が、5月の末頃から気温が上がってきたかと思うと、一気に草木が生い茂っていきました。6月に入った今、眩しい日差し、木陰、色とりどりの花は、夏を実感させてくれます。

5月、あちこちで豪奢に咲き誇った真っ白なサンザシの花は、盛りを過ぎ、ピンクがかって色あせてきました。それに代わって、ニワトコの白い花があちこちで目につくようになってきました。


ニワトコは、明るい日当たりの良い場所を好みます。生垣(英国特有の農道や農地を区切るために作られたもの)、野原の周りや公園、庭など、結構いろんなところに育ちます。その花というのは、清らかな香りを持つ白い小さな花の集まりです。(全体的にクリームがかった白に見えるのは、雄しべのせいです)葉は、トネリコに似たギザギザの切り目の入ったもので5枚1セットです。


末息子、ティーンの年頃になった今も毎年この時期を楽しみにしています。もちろん、ニワトコのシロップ(英国ではコーディアル)を作ることです。爽やかな花の香りのするシロップを炭酸水で割った飲み物は、我が家の夏の定番飲み物です。(作り方は、以前のブログにあります。elder flower cordial)


昨日は、晩になってもあったかかったので、散歩に出かけました。ニワトコの白い花は、あちこちに咲き始めています。まだ、満開ではありませんが、鼻を近づけると良い香りがします。シロップにはこの香りが欠かせないので、十分花が開く時を待ちます。(知らせるのは、息子の役割)


今日は土曜日。ガーディアンという全国版新聞を買うと、週末マガジンがついています。毎週、料理人Yottamu Ottolenghiの面白いレシピがあります。今週は、なんとタイミングよくニワトコの花のレシピでした。ピクルス?!もありますが、まず試してみたいのは、アイスクリーム。天ぷら(フリッター)を添えるレシピですが、天ぷらはともかくも、シロップとクリームフレッシュ(日本でよくあるコーヒー用のフレッシュクリームや、生クリームとは違う、どちらかというと少し酸味のある爽やかなクリーム)をメインに使ったアイスクリーム。今年の夏のデザートのレパートリーに加えたいです。(興味ある方は、
Yotam Ottolenghi's elderflower's dessert )




The Song of The Elder Fairy

When the days have grown in length,
When the sun has greater power,
Shining in his noonday strength;
When the Elder Tree's in flower,
When each shady kind of place
By the stream and up the lane,
Shows its mass of creamy lace -
Summer's really come again!

 Cicely Mary Barker's Flower Fairies of the Trees(Cicely Mary Barker, The Complete Book of the Flower-Fairies, Warne, 2002)

2016年4月30日土曜日

皐月*5月: レッドカンピオン Red Campion

皐月*5月

レッドカンピオン*

Attractive Vivid Pink 

 鮮やかなピンクは夏の始まりに

Silene dioica
Order: Caryophyllales
Family: Caryophyllaceae
Genus: Silene

ナデシコ目ナデシコ科マンテマ属

生育場所:半日陰あるいは日なた(生垣、森など)地域:英国全域

*日本では「レッドキャンピオン」とアメリカ英語的発音で表記されています。これは、英国英語の発音です。




5月です。日本は、すでに牡丹や藤の花が咲き誇っているようですね。夏日もあるようで、すでに初夏というより、夏の陽気ですね。こちらの、今年の4月は気温が平年よりずっと低くて、寒い毎日でした。ついこないだのニュースで、4月の降雪量が、昨年末の12月よりも多いという異常な記録だったと報じていました。もう5月です、いい加減に、暖房から解放されたいです。

野原は、それでも少しずつ色みが増えていっています。4月の下旬になってようやく、スピノサスモモという野生のスモモの小さな白い花が霞をかけたように満開でした。森や生垣などの端っこには、まだまだクリーム色のプリムラが咲いています。

そろそろ、この濃いピンクのレッドカンピオンが生垣やら森の周りに咲き始める頃です。レッドカンピオンは、ナデシコの仲間。花びらの形から雰囲気的に、サクラソウの仲間かと思っていました。ナデシコといえば、花びらの先がリボンを割いたようになっていて、サクラソウの方は、レッドカンピオンと同じように、真ん中で切れ目が入っているので。

レッドカンピオンをよく見ると、花びらが、なんともハートの形に見えてきて可愛らしいなと思います。

5月です。天気予報を見ると、まだまだ初夏という気温には程遠いですが、そろそろレッドカンピオンの鮮やかな濃いピンクの花を、あちこちで見かけるようになるかな。




2016年4月1日金曜日

卯月*4月 マムシアルム Lords and Ladies

卯月*4月

マムシアルム
Lords and Ladies

優雅な衣をまとった貴人

生育場所:半日陰の湿った地面(生垣、森など)
地域:英国全域

Arum maculatum
Order: Alismatales
Family: Araceae
Genus: Arum



3月のヒメリュウキンカに引き続き、4月も再び、日陰でたくましく育つ植物の紹介。

今年の春分節気は4月4日まで。4月5日からは、「清明」、春の清らかで生き生きした様子を表しているそうです。4月の天気は不安定です。日本の「春しぐれ」のような通り雨が度々あって、傘を持たずに出かけた際にはびしょ濡れになることもありますが、地面から育ち始めたばかりの植物にとっては恵みの雨です。

マルシアルムは、サトイモ科の野草です。食用のサトイモやコンニャクイモより、観賞用のアンスリウムを見ると、同じ系統の植物だとわかります。葉の形(葉の元がふたまたに分かれ、先が尖っている)や花が似ています。特に、花びらのように見えるのは、実は、仏炎苞(ぶつえんほう)、そして真ん中の、マッチ棒か、線香花火の大きい版のようなものは、肉穂花序と呼ばれるそうです。

つやつやした鮮やかな緑の葉は、実は食べられません。口にすると、非常に酸っぱく、口がヒリヒリしたり、胃腸をこわす原因になります。(原っぱでよく見かけるsorrel、スイバも酸味が強いですが、サラダに入れたり、炒めたり食用として知られています)そして、秋になると、オモトによく似た朱色のトウモロコシ風の実がなりますが、毒があります。(Poison Garden Website, RHS: Arum Maculatum)

ヒメリュウキンカと同様、マムシアルムも日陰で育つ割に、非常に繁殖力が強い野草です。庭にちょろっと生えているのを見つけ、そのままにしておいたら、いつの間にか、いたるところに増えてしまいました。うちの庭は、マムシアルム、ヒメリュウキンカ、それにスミレ(early dog violet)が、いたるところの隙間にびっしりと生えています。野草は大好きですが、あまりにびっしり生えると、地面は根でいっぱい、他の植物が窮屈さに悲鳴を上げてしまわないように、今年は、なんとか手を打たねば。

お馴染みになった、シセリー・メアリー バーカー(Cicely Mary Barker)の『花の精:春編』にも、登場します。小さく、素朴な野草が多い中、マムシアルムの装いは、少し気取って貴人のようです。(Cicely Mary Barker, The Complete Book of the Flower-Fairies, Warne, 2002).

ちょっと時間的に余裕があるので、手短に詩の要約を。(と思ったら、もう4月に入ってしまいました)

マムシアルムの精の歌:
私は、フォックスグローブ(別名キツネノコブクロ)のような鈴や、バラのような花びらを持っていない
イングランド*の方々を探してみたら、花びらや鈴やらカップをたずさえた花はいっぱい見つかるでしょう
でも、私のような花はありません

温室には、私の親戚たちが住んでいます
アンスリュームは、白くて繊細、
私は、そんなに背も高くなければ、風格もないけれど、
一風変わった帽子は私のもの、
それに艶やかな葉は立派でしょう
私の花穂は、あなたの目を引くでしょう
そして9月には見事な実をつけますからね
(でも、**ご注意を!)



*英国には、中心にイングランド、北にスコットランド、西にウェールズ、アイルランドに北アイルランドがあります

**赤い実には猛毒があるため



The Song of THE LORDS AND LADIES FAIRY
Here's the song of Lords-and-Ladies
(in the damp and shade he grows):
I have neither bells nor petals,
like the foxglove or the rose,
Through the length and breadth of England,
many flowers you may see---
Petals, bells, and cups in plenty---
but there's no one else like me.

In the hot-house dwells my kinsman,
Arum-lily, white and fine;
I am not so tall and stately,
but the quaintest hood is mine;
And my glossy leaves are handsome;
I've a spike to make you stare;
And my berries are a glory in September.
(BUT BEWARE!)




2016年3月5日土曜日

弥生*3月  ヒメリュウキンカ Lesser Celandine

弥生*3月

ヒメリュウキンカ
Lesser Celandine

木陰にぴかぴか黄色い花びら


生育場所:半日陰の湿った地面(生垣、森など)
地域:英国全域

Ranunculus ficaria
Order: Ranunculales
Family: Ranunculaceae
Genus: Ranunculus



3月3日のひな祭りもすぎました。5日。七十二侯では、「草木萌え動く」(そうもくめばえ動く)「雨水」の最終日です。野山や木々に緑が芽吹き出す季節に入るのですね。(『新版:日本の七十二侯』普遊舎、2013年版)

この辺りは、ブリストル海峡に面した地域で、瀬戸内海辺りの気候によく似ています。朝、家の近くを歩くと、まだまだ寒の戻りがあったりして、日陰には霜が降りていたりします。が、よく見ると、あちこちに若芽や蕾が春の気配を感じてすでにふくらみ始めています。

ヒメリュウキンカは、春の花の中でも、早くに開花し始めます。日向ではなく、ちょっと湿った木陰などに、小さな花を咲かせます。木陰などの暗いところで、明るいレモン色で、つるっとてかりのある花びらは、すぐに目につきます。クリーム色のプリムラや、白いスノードロップと並び、早春に咲き始める花です。今年も、2月半ばくらいから目につき始めました。

英語では、Lesser Celandine(レッサー・セランディン)というヒメリュウキンカは、キンポウゲ科の野草です。原っぱなどに生えるキンポウゲ科の黄色い花の多くは、同じようにてかりのある花びらですが、ヒメリュウキンカは、茎が短く、葉が地面をおおうようにして生えています。花は、8枚の花弁からなり、これまたツヤのある葉は、ハートの形をしていて、中央からびっしりと大中小の葉がぐるりと取り巻いています。根茎で簡単に増えていくので、うちの庭の北西、ガレージの北側は、初めは芝生が生えていたのが、ほったらかしにしていたら、ヒメリュウキンカがびっしり生えてしまいました。なんとかせねば。

今月も、シセリー・メアリー バーカーの花の妖精の詩から:
(Cicely Mary Barker, The Complete Book of the Flower-Fairies, Warne, 2002).

Hawthornは、サンザシ。サンザシの花は少し遅く5月、まず先に葉が出てきます。その葉よりも先に、黄色いヒメリュウキンカの花が、日陰で星のように明るく咲いているようすですね。

The Song of the Celandine Fairy
Before the hawthorn leaves unfold,
Or buttercups put forth their gold,
By every sunny footpath shine
The stars of Lesser Celandine.

明日は、第七侯「啓蟄」に入ります。「巣籠りの虫戸を開く」冬眠していた虫や生き者たちが、そろそろ活動を始める頃です。イースターもあと数週間でやってくると春らんまんです。

2016年2月1日月曜日

如月*2月: ヒナギク Daisy

如月*2月

ヒナギク
Daisy

小さくてもしっかり者の白いヒナギク


Bellis perennis
Order: Asterales
Family: Asteraceae
Genus: Bellis

キク目
キク科
ヒナギク属

生育場所:日当たりの良い草地
地域:英国全域


デイジー、あるいはヒナギクといえば、日本では栽培品種が一般的ですが、英国をふくむヨーロッパでは、野生のデイジーが日当たりのよい庭の芝生や、草地に生えています。タンポポと同じくらい、普通にどこでも生えています。ずいぶん前、ヨーロッパに来て初めて白い小さなかわいらしい花が公園の芝生に咲いているのを見て、感動しました。そのうちに、あまりにも当たり前に、あちこちに生えているので、あの頃の感動は薄れてしまいましたが。

白い小さな花は、直径3センチにも満たないほどで、緑の肉厚の葉は地面に放射線状にしっかりと広がって生えています。その真ん中から、細い茎が伸び、花が次から次へと咲いていきます。1セットのデイジーは隣同士くっついて増えていきます。庭の芝生には、いつの間にかデイジーのコロニーがあちこちにできて、花ざかりの初夏などは庭が白い花でいっぱいになります。とはいえ、コロニーは芝生の生えるすき間を与えないので、芝生はどんどん退化していくので、なんとも複雑な心境です。芝生の手入れをしていないということです。

ヒナギクは、春から秋まで次から次へと花が咲き続けます。冬でも気温が零下になることがめったにないウェールズの南東部(ロンドンから西へ200㎞ほど)のこの辺りは、春の訪れが早く、ヒナギクも2月あたりから咲き始めます。

日当たりのよい場所に咲くヒナギク、朝日が昇って太陽の光が当たると、白い花弁は次第に開いていきます。そうして、夕方になり気温も下がってきて太陽が沈む頃には、いつの間にか小さな丸い花は花弁を閉じます。

日本では、クローバーやレンゲの花かざりを作るのが子供の頃の思い出にあります。こちらでは、クローバーに、デイジーの花かざりを作るのが一般的です。芝生のある公園などを歩いていると、親子で花かざりを作っているのを見かけたりします。ちっちゃな子供が、白いデイジーの髪かざりをつけているのを見ると微笑ましいです。私は、クローバーの花を一つずつ花冠を引っかけて編んでいっていましたが、こちらの人たちは、デイジーの花の茎の下の方に爪かピンか何かですき間を作り、そこにもう一つのデイジーの茎を通して花冠を留めるというやり方をしています。はかなげな花かざりのできあがり。

英国の挿絵画家、シシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker 1895-1973)は、日本でもよく知られた「花の妖精シリーズ」の「春編」で、デイジーの妖精を描いています。デイジーの花かざりを頭につけた、小さな女の子です。その妖精の詩には、赤ちゃんの花とあります。そう、白い純真な赤ん坊のようなデイジーの花、でも実は、生命力おう盛でめったなことで枯れたりしない、力強い野草なのです。



The Song of the Daisy Fairy

Come to me and play with me
I'm the babies' flower;
Make a necklace gay with me,
Spend the whole long day with me,
Till the sunset hour.
I must say Good-night, you know,
Till tomorrow's playtime;
Close my petals tight, you know,
Shut the red and white, you know,
Sleeping till the daytime.

(from Flower Fairies of the Spring by Cicely Mary Barker, The Complete Book of the Flower Fairies, Warne, 2002)

2016年1月10日日曜日

睦月*1月: ワラビ Bracken

睦月*1月

ワラビ

白灰色が織りなす繊細美


Pteridium aquilinium
Order: Dennstaedtiales
Family: Dennstaedtiaceae
Genus: Pteridium

シダ目
コバノイシカグマ科
ワラビ属

生育場所:日当たりの良い場所
地域:英国全域


遅ればせながら、明けましておめでとうございます。すでに1月も半ばにさしかかりました。

英国南ウェールズの1月は、12月に引き続き、たいがい雨が多くジメジメしています。今冬は、特に雨がことさら多く、英国イングランド北部などは深刻な洪水、浸水被害が12月から出ています。1月に入っても、さらに通り雨の毎日が続いています。今日などは、アラレまじりの通り雨が何度もあって、気温も下がってきました。もう冬至も過ぎ、立春も近くなってきて、日差しも少しずつ明るくなってくるし、雨はこれくらいにしてほしいです。

昨年の1月のことです。あの時は、雨が降っていなくて、でも曇りがちの肌寒い週末の午後、いつものお気に入りの森へ散歩へ出かけました。

森の入り口と、農地が開けた間の草地で私たちの目を引いたのは、美しい霞みがかったような白灰色のワラビの一群でした。白灰色の枯葉は、周囲の鮮やかな緑の草たちと対照的。(ここ、南ウェールズでは、芝生などの草は、冬の間も枯れずに鮮やかな緑のままなのです)

シンプルな静の美しさです。とてもデリケートな抜け殻のような、きれいに乾燥した前の年の緑の葉は、今は茶色の茎から白灰色の葉を右往左往に垂らしていました。近寄ってみると、そこには、さらに小さな三角が形作る小さなクリスマスツリーのような葉がカギ状に規則正しくならんでいます。それが無数に並び、重なりあって、白灰の世界は幻想的に見えるのです。


日本人にとっては当たり前すぎますが、ワラビはシダ綱に属す植物です。こちらへ来るまで、しかし、知らなかったことは、ワラビは山間部に生えると思っていたら、こちらでは日当たりの良い草地に育つということです。このワラビも、森の入り口の日当たりの良い場所にあります。群生しているところは、多くが荒地(酸性土壌を好むからでしょう)など、低木か草しか生えないような所です。ウェールズなので、そういう場所には羊がよく放牧されています。

英国では、ワラビの若芽は、ほぼ100%無視されています。こちらでは、有毒だという認識が強いからです。そのために、春のワラビ採りの季節になると、悠々と集めることができます。アク抜きさえ、しっかりして、身の丈にあった分だけ旬の味を楽しめたらそれで十分です。ワラビの若芽が出てくるのは、まだまだ先です。

2015年12月14日月曜日

師走ー12月:コトネアスター  Cotoneaster

師走ー12月: コトネアスター

冬色の中に鮮やかな赤


(Cotoneaster horizontalis, 
Order: Rosales, Family: Rosaceae, Genus: Cotoneaster )
(バラ目、バラ科、コトネアスター属)

暗くてじめじめした12月がやってきました。冬至は22日、間もなくです。(冬至を過ぎれば、しかし、また少しずつ日照時間が増えてくる!)うちの庭は、まだ結構、緑の部分が目立ちます。が、大きなトネリコやらフィールドメープルなどの落葉樹は裸になり、ほったらかしにしているアジサイの鮮やかだったピンクの花は、緑灰色がかってスモーキーな渋味を醸し出しています。庭の色が冬色のくすんだ中に、赤い色は映えます。

そろそろコトネアスターの葉っぱも小さな鈴のような実の次に、赤くなってくる頃です。でも今年は、12月も半ばになろうとしているのに、葉っぱの外側辺りの部分しか赤くなっていません。今年の秋も、12月に入ってからも、例年より気温が高く、最低気温が10℃以上の日が多かったからかもしれません。

この版画に描かれている、真っ赤な葉っぱのコトネアスターは今年のものではなく、クリスマスのすぐ後あたりの姿です。普段なら、あちこちの庭先の低い塀などに這わせて見事な枝振りに赤い葉っぱと鈴なりの実を見かけます。うちの庭のコトネアスターは、ほんの少しだけしか実がなりません。周りに背の高い植物がいっぱい茂っているせいでしょうか。
.
コトネアスターは、野生ではなく、中国から観賞用に渡ってきたものだそうで、庭や公園などに植わっているのを見かけます。つやつやした厚めの小さな丸い葉っぱが、扇状あるいはシダのように広がった小枝にびっしりとつき、その間に小さな丸い鈴のような赤い可愛らしい実がなります。

昨日、英語版の方を書いていて、庭先へ出てうちのコトネアスターを見ると、なんと、ちょっとしかなかった貴重な(?)赤い実が見事になくなっていました。ちょっと離れたところにあるピラカンサを見ると、やっぱり鈴なりだった朱色の実も、ものの見事になくなっていました。多分、小鳥たちに食べつくされてしまったのでしょう。今年の秋は暖かかったし、食べるものには不自由していないと思ってましたが、そろそろ、小鳥用のエサ入れに、穀物や種を入れてあげる時期がやってきたようです。


霜月ー11月:セイヨウカジカエデ Sycamore

霜月ー11月: セイヨウカジカエデ

大切な思い出の木


(Viburnum lantana, Order: Dipsacales, Family: Adoxaceae, Genus: Viburnum )
(ムクロジ目、ムクロジ科、ガマズミ属)




日本での個展も無事終わり、11月半ばに英国の自宅へ戻りました。毎朝のウォーキングを再開した、霜の降りた寒い朝。いつものコースを歩いていて、湿地帯にかかった小さな木の橋(というには小さすぎるかも)で立ち止まりました。黄色い葉っぱが、風もないのに次から次へと地上へ落ちていました。カレンダーのシカモア(セイヨウカジカエデ)ではない、小判型の葉ですが。木を仰ぎ見ると、木立の上には、澄みきった青空が広がっています。そろそろ、秋も終わりです。

散歩の後半、農家と羊たちが草を食む牧草地の間の木立の下の道にさしかかりました。右手の農家の敷地には、結構たくさんの木(これもシカモアではありませんが)が林のように生えていて、その下で、持ち主らしき男性が、がんじきでせっせと落ち葉を掃いていました。うちのトネリコの大木1本だけでも、かなりの落葉の量だし、広い林のような敷地をがんじきで全部掃くのは無理ではなかろうか。。。

そうして、農家の敷地と道の境に、何本ものシカモアの大木が植わっています。夏には、緑の屋根のように生い茂っていますが、今は、やはり散歩の最初に見かけた黄色い葉のように、はらはらと葉が落ち、道は、黄色い葉っぱ、上の方は青空が透けて、明るく見えます。落ちたばかりの黄色い葉は、そこに太陽の光が当たったように明るいです。雨の多い、ウェールズです。雨が続いて、人や動物たちが踏みつけていくと、茶色く変色して、冬の色になっていきます。冬は間近です。

シカモアの葉は、一見、プラタナスなどの種類かと思われますが、系統としては、カエデの方です。カレンダーには描いていませんが、プラタナスのような球状のタワシのような実ではなく、やはりカエデのように羽根のついた実がなります。

個人的には、シカモアの木は思い出深い木です。引っ越してきて以来、仲良くしていたお隣さんの敷地側にシカモアの大きな木が立っていました。ちょうど、お隣さんの家とうちとの境にです。そして、その反対側に、双子のように、トネリコの大木がうちの敷地側に立っていました。道の方から見ると、双子が寄り添うようにして立っているように見えました。

でも、数年前にシカモアの木は切り倒されてしまいました。うちの側のトネリコも去年、切り倒しました。どちらの木も、建物に近接しすぎて、根が張りすぎ、家の土台を台無しにしてしまうので、切るしかなかったのです。

それでは、あまりに悲しいので、前々からスケッチしていた双子の木を版画(木のポートレートシリーズの中)にして残すことにしました。残念なことに、お隣さんは、お子さんも成長して巣立っていったので、大きな家と庭には手が回らないということで、同じ町内とはいえ、引っ越しされてしまいました。引っ越しする時に、版画の第1枚目を記念に贈りました。

そういう訳で、シカモアの木を見ると、少し感傷的な気分になるのです。

でも、この間、友人が主催者の一人であるレソトの子供達の教育をサポートしようというNPOのクリスマスクラフトフェアに出店していたら、前お隣さんがご夫婦でいらっしゃって、感激の再会。小さな町に住んでいるとはいえ、なかなか会うこともないのです。嬉しかった11月でした。



2015年10月8日木曜日

神無月ー10月:ランタナガマズミ Wayfaring Tree

神無月ー9月: ランタナガマズミ

深まる秋の彩り


(Viburnum lantana, Order: Dipsacales, Family: Adoxaceae, Genus: Viburnum )
(マツムシソウ目、レンプクソウ科、ガマズミ属)



いつの頃からか、秋になると庭の片隅にナンテンよりも大ぶりの赤い実が目につくようになりました。それがWayfaring Tree、和名でランタナガマズミと呼ばれる灌木です。おそらく、鳥たちがやってきて、落としたフンの中に、種が入っていたのでしょう。

結構可能性は高いです。近くの陽当たりのよい、野原や生け垣のあちこちにランタナガマズミの茂みがあるからです。

日本で見られるガマズミとは、少し違います。葉はよく似ています。楕円形で深いしわが刻まれて、裏には白い小さな毛がびっしりと生えています。でも、実は、1.5センチほどで少し平たいのです。そして、夏には緑だった実が、秋が深まるにつれ、赤くなり熟すと濃紫色になります。日本のガマズミの赤い実は食べられるそうですが、こちらのガマズミは、残念ながら人間の口には合わないようです。猛毒はないようですが、食べるとお腹を下したりするようです。きれいな色合いを楽しむだけにして、あとは鳥たちや野ネズミのような小さな動物たちに秋の実りを味わってもらうことにしましょう。

ランタナガマズミの英語での一般的名称は、wayfaring treeです。Wayfaringは、歩いて旅することを意味します。(Fareフェアは、旅をすること。海を旅することは、seafaring。)旅をするなら徒歩だった昔からの言葉です。どうして、ランタナガマズミに、旅をするという言葉がつけられたのか。調べてみたのですが、どうにも見つけられませんでした。昔々、旅人たちは、この実を使って何かのおまじないをしたのか、薬として使ったのか。

(見つけたあかつきには、書き加えます)

ともあれ、10月は秋がいっそう深まっていきます。ランタナガマズミの濃い紫(ほとんど真っ黒)の実も、動物たちが頂くからか、どんどんと枝から消えていきます。穏やかな南東ウェールズでも、朝晩は10℃以下に冷え込むようになっていきます。でも夏時間が終わる10月末までは、まだまだ秋の名残の暖かい日射しを楽しめます。夜になると、そろそろ薪ストーブに火を入れる季節になってきました。

2015年9月1日火曜日

長月ー9月:セイヨウヤブイチゴ Brambles (Blackberry)

長月ー9月:セイヨウヤブイチゴ

(黒イチゴ)

黒いイチゴを採りに野原へ


(Rubus fruticosus, Order: Rosales, Family: Rosaceae, Genus: Rubus )
(バラ目、バラ科、キイチゴ属)




セイヨウヤブイチゴ、「bramble 」(ブランブル)は英語ですが、これはゲルマン語(おそらく、ドイツ語などをはじめとする西ゲルマン語)の「brom」(ブロム)から派生した言葉だそうです。これは、「トゲのある灌木」を意味します。(アデーレ・ノゼンダーAdele Nozendar著 The Hedgerow Handbook, Square Peg出版, 2012) ドイツ語では、「Brombeeren」(ブロムベーレン)と呼びます。ブランブルは、そのつやつやした、ほとんど黒に近い紫紺色の実から、ブラックベリーとも呼ばれます。日本のケーキやデザートにもよく使われ、ブラックベリーと呼ばれる方が馴染み深いでしょうね。

ブラックベリーは、8月の初め頃から色づき始めます。花が終わった後、実が大きくなってきて、黄緑から徐々に赤、ワインレッド、紫、最終的には黒に近い紫色に熟します。この辺りでは、8月半ばあたりから9月いっぱいまで、お天気が良く乾燥した日が続けば10月まで、収穫を楽しめます。ここ南ウェールズでは、とても一般的な野性の食材の一つだと思います。

ブラックベリーの果実、正確にはたくさんの小さな果実が集まった「集合果」と呼ばれるそうです。「核果」と呼ばれるものは、実のまん中に種があるモモやサクランボ、アーモンドなどのような果実を指します。ブラックベリーは、その小型、「小核果」がたくさん集まった果実。ラズベリーもそうですが、ぷちぷち丸い個別の実の中には必ず小さな種が入っています。この小さな種、胃酸にも耐えるほど強者なのだそうです。実を食べた鳥や動物たちの胃の中で種だけが残り、排泄され、様々な場所へ種が運ばれていくのです。

ブラックベリーは、古くは石器時代から存在していた古代植物でもあります。石器時代の人間の胃から、ブラックベリーの種が発見されたという記録があるそうです。
(The Woodland Trust ウッドランド・トラストという英国で全国的に活動する森林保護団体のウェブサイト) 

そういうわけで、ブラックベリーは、野原、生け垣、ほったらかしになっている空き地、森などあらゆる場所に繁っているのを見かけます。頑強というか、どこにでも侵入していくので、手入れをさぼっていると、あっという間に庭にもはびこっていきます。いったん庭に生えると、もう大変。

とはいうものの、鋭い鉤状のトゲがついた葉や茎が私たち人間や他の動物たちを遠ざける一方で、他の動物たちを天敵などから守ってくれる役目も果たします。ミソサザイやコマドリといった小鳥や、ヤマネなどの小動物たちは、このご利益にあずかります。(The RSPB 英国で全国的に活動する自然保護団体のウェブサイト)  

暖かい晴れの日が続いたら、大きな容器をもって野原へ出かけます。車や人通りがなく、陽当たりのよい静かな一角に、ブラックベリーが生い茂った場所があるのです。太陽の光をいっぱい浴びて熟した実は、ほんとうに甘くておいしいのです。が、鋭いトゲには要注意。からまった茎にひっかかると、わなにかかった動物のようにもがけばもがくほど、逃れられません。鉤状になっていますから、どこにひっかかっているかを確認して、そろっと鉤の方向へひっかかった所を戻せば、どうにかはずれます。

トゲで怪我をしないよう、分厚い長袖長ズボン、それにしっかりしたウォーキングシューズで出かけます。重厚装備をしていても、やわらかく熟した実を取るのは、素手でないと難しいので、実を摘みにいったら、ちょっとしたひっかき傷は避けられない私です。

手の届く範囲で、できる限り熟れたブラックベリーを採集しますが、陽当たり良好、大きくておいしそうな実は、トゲの森の一番てっぺん、私たちの手の届かない所にあります。小鳥たちが秋が終わるまで、これらを十分に堪能する訳ですね。うらやましいなあ、と毎度恨めしげに眺めるだけです。でも、私たちも堪能するだけの分は十分頂いているので、ぜいたくなことです。

容器いっぱいの実を積んだら、家に持ち帰り、さっそくジャム作りです。ジャム作りは、夫の担当?です。まず、小さいけれど固い種を取り除くために、ブレンダーでピューレ状にし、それを漉し器で種を漉します。それからは、他のジャム同様に、砂糖を加え煮ます。ペクチンは入れる必要はありません。

昨年の秋、ニワトコの実のコーディアル(シロップ)を作った後、ブラックベリーでもできるのではないかと思い立ち、同じ要領でコーディアルを作ってみました。熱々のシロップをガラス瓶に詰めたばかりの時点で、上出来だ!と思ったのですが。。。冷めてみると、何とガラス瓶の中でゼリーになってるではありませんか。ブラックベリーが、リンゴなどの果実のようにペクチンが豊富に含まれているとは知らなかったのです。幸いなことに、ゼリー状とはいえ、柔らかく、瓶を振ると濃いめのどろりとした液体になったので、子供たちも飲んでくれて、めでたく全部消費されました。

リンゴのクランブルといえば、オーブンで手軽に作れる英国の家庭のおやつです。クランブルは、名の通り、ぱらぱらした状態のことを指し、バターと砂糖、小麦粉のクッキー生地をバラバラくずして季節の果物の上にふりかけ、オーブンに入れると、クッキー生地の部分がこんがり香ばしく、中身の果物は柔らかく焼けます。ゴミや小さな虫などを取り除いてきれいにしたブラックベリー、それに一口大に切ったリンゴを耐熱皿に並べ、ぱらりと砂糖をふりかけます。私のクランブルには、アーモンドやヘーゼルナッツのざく切りとオーツ麦の押し麦を入れ歯触りをよくします。焼きたての熱々に、自家製バニラソースをかければ大満足。

9月に入ると、目に見えて日が短くなってきたのがわかります。雨の降る日も多くなってきます。今年の夏は、寒がりの私が暑いと感じる日が少なかったのです。つまり気温が20℃以上になる日、半袖で過ごせる日ということですね。そういう夏の後は、暖かい秋が待っているかもしれない、この辺りに住んでいる人たちは期待します。今日、9月1日は、昼過ぎまで晴れたり曇ったり。それが急に黒い雲が北西から流れてきてあっというまに、どしゃぶりの通り雨。でも再び太陽が顔を出しました。

晴天の暖かい日が続いたら、野原へブラックベリーを摘みにいきますよ。

2015年8月7日金曜日

葉月ー8月:アカツメクサ Red Clover August 2015

葉月ー8月:アカツメクサ

真夏の野原に咲く 薄紅色の花


(Trifolium pratense, Order: Fabales, Family: Fabaceae, Genus: Trifolium )
(マメ目 マメ科 シャジクソウ属)



8月の半ば、野原の色は黄色みを帯びて秋めいてきます。ニンジン科の種は黄色や茶色に色づき、シバ科の草は黄色くなってきます。でも、まだまだ草花は彩り鮮やかに咲き乱れています。ミツバチやチョウは、いそがしく花から花へと飛び回ります。

そんな野原のあちこちに、薄紅色のアカツメクサが咲いています。おなじみのシロツメクサは、どちらかというと芝生の中に群生していますが、アカツメクサは、いろいろな野草が生えている草ぼうぼうとした野原に多く見かけます。

アカツメクサと呼ばれますが、花は、赤というより、薄紅、淡いピンク色から濃いピンク色のグラデーションです。花も、一つの花が豪華に咲くのではなく、小さな花が集まって花房を形づくって、一つの花のように見えるのです。その小さな花の一つ一つは、エンドウ豆の花と同じに見えます。マメ科の植物なのですから。

夕方の野原を歩いている途中、アカツメクサの花を一つ採って、小さな花の下の方を吸ってみました。ほんの少し、甘い花蜜の味と香りがしました。子供の頃、サルビアの花の蜜を吸ったものだ、と思い出しました。

楕円の葉は、軸を中心に3つ葉になっていて、葉の中心辺りに、三日月型の白い斑があります。(シロツメクサは、丸い葉です)

他のマメ科の植物のように、土壌を肥沃にする窒素を固定してくれる作用があるために、牧草地や農地に生えていることもあります。しかし、日本でもこちら英国でも、どこにでも見かけるアカツメクサ、葉も花も食べられるというのは、今まで知りませんでした。(同じマメ科のスイトピーは、毒があり食べられないのでご注意を)

Adele Nozendar 著、The Hedgerow Handbook (Square Peg出版, 2012年)に、アカツメクサのレシピが載っています。他のエディブルフラワーと同じく、花をサラダに散らしたりして食べることができます。でも、花をご飯の中に混ぜ込むレシピというのは思いつきませんでした。味つけは、塩と砂糖を少々、それだけです。ほのかな花の香りの漂う混ぜご飯、夏なら、豚肉の生姜焼きなど焼き肉料理に合いそうです。ちなみにクローバーの柔らかい葉もサラダに入れたり、ニンニクと玉ねぎと一緒に炒めて食べるとおいしいそうです。マメ科の葉っぱだし、さわやかな甘味のあるさっぱりした食感でしょうね。

この本には、「アカツメクサのレモネード」(これは、香りのあるエディブルフラワーなら、同じレシピで作ることができます)と「アカツメクサとアーモンドのビスケット」のレシピが載っていますが、かなりの量の花が必要です。でも、野原にたくさん咲いているアカツメクサの花、多いに活用できます。

アカツメクサ(シロツメクサでもよい)には、時々2つ葉のクローバーが混じっているそうです。古い言い伝えによると、この2つ葉のクローバーは結婚につながるそうです。未婚の少女が2つ葉クローバーを見つけ、それを持って帰ると、その後、最初に出会った男性と結婚する運命になるという。今の時代もそうであれば、どんなにロマンチックでしょう。

(追記)
カレンダーのブログにこれまでも引用してきた、シシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker)の『花の妖精全集』(
The Complete Book of The Flower Fairies, 2002年, 初版は1923年)に、アカツメクサの妖精の詩(歌)が載っています。

アカツメクサの歌
妖精:
あれ?なんて大きなハチさん!
私のところに来てくれたのね!
私の蜜を探しにきてくれたのね
なんて大きなハチさん!

ハチ:
まあ、なんて大きなクローバー!
私は、しっかり隅から隅まで探しますよ
そうして、蜜をぜーんぶ集めます
なんて大きなクローバー!

アカツメクサの妖精は、薄紅色のギザギザスカートを履いて、頭にスカーフを巻いたくせ毛で赤毛の小さな女の子。アカツメクサの葉っぱに足をちょこんとのせ、花の蜜を一心に求めているハチ(クマバチ)を、興味津々の顔で見つめています。中世の迷信では、愛を結ぶ花として伝えられていますが、シシリー・メアリー・バーカーは、可愛らしい無邪気な女の子のイメージでとらえています。



***** Adele Nozendar's 'The Hedgerow Handbook'のレシピより *****

アカツメクサのレモネード(Red Clover Lemonade)
約1ℓ作れます
新鮮なアカツメクサの花 750g 
水 500ℓ
ハチミツ(あるいは砂糖) 500g
レモン 2個分の果汁

1. アカツメクサの花を、沸騰させた湯に入れ、ふたをし、弱火で10分煮る。入れた後、沸騰させる必要なし。その後、ハチミツ(あるいは砂糖)を加え、溶けるまでかき混ぜる。
2. 火からおろし、ふたをし、最低数時間から一晩そのまま置く。
3.  置いて、香りをなじませた液体に、レモン果汁を加え、冷蔵庫で冷やす。
4.その後、きれいな晒し布などで漉し、殺菌したきれいな瓶へ移す。飲む際、好みの量をグラスへ入れ、好みで氷も入れ、そこに水を加えて希釈する。あれば、レモンの輪切りや、クローバーの花を散らしてできあがり。 

アカツメクサとアーモンドのビスケット(Red Clover Almond Biscuits)
25個作れます
全粒小麦粉 380g 
ベーキングパウダー 小さじ3
アーモンド 100g 
無塩バター 100g 
卵 2個
バターミルク 120ml (牛乳とプレーンヨーグルトを半々で混ぜたものを代用できます)
アーモンドエッセンス 小さじ1/4(なければ、必要なし)
新鮮なアカツメクサの花 287g (花房をバラバラにほぐしておく)

1. オーブンを、230 ℃(ガスオーブンは8)に加熱しておく。
2. フードプロセッサーで、小麦粉、ベーキングパウダー、アーモンドを同時に粉砕する。
3. フードプロセッサーにバターを加え、ぱらぱらした生地になるまで撹拌する。
4.  卵、バターミルク、アーモンドエッセンス、アカツメクサの花を加える。
5. フードプロセッサーで生地がまとまるまで撹拌する。
6. 生地をロールで1㎝ほどの厚さに伸ばす。
7. 5センチ四方の正方形に切り、ベーキングシートを敷いたトレイに並べ、10〜15分間焼く。